子どもを取り巻くネットの危うい現状

スマホは小学生なら3人に1人、中学生なら2人に1人、高校生ならほとんどの子が持っています。「いつから子どもにスマートフォンを持たせるか」は、この世代の子を持つ保護者の大きな悩みです。

近年のインターネット犯罪における未成年の被害傾向として、SNSなどのコミュニティサイトの利用がきっかけで、犯罪に巻き込まれるケースが増加しています。

スマートフォンで気軽にインターネット接続ができるからこそ、無防備な状態での利用は大変危険です。トラブルに巻き込まれてからでは手遅れなのです。

お子さまやご家族がLINEモバイルでインターネット活用した時に犯罪の被害者にならないためにも、フィルタリングを上手にご活用ください。

LINEモバイルを子供がほしがる理由

  • LINEがやりたい
  • 無料でゲームができる
  • みんなが持っているから、自分も持たないといじめられる
  • youtubeを見たい

保護者が子供にLIEモバイルを持たせるのに躊躇してしまう理由

  • 端末代や月額料金がかかるという金銭面の問題
  • 子どものスマホやSNSでのトラブルが頻繁に報道されている事への不信感
  • スマホにはカメラ機能があり、インターネットに接続しやすく、SNSとも親和性が高い。判断力が低い子どもが使えばトラブルにつながる
  • スマホ依存で成績が下がる

LINEモバイルを子供に持たせるリスク

LINE等無料通話アプリによる性犯罪

18歳未満の子供が交流サイトを通じて性犯罪を受けるケースが増えています。

多くの事件は「LINEで知り合った」や「LINEでのやり取りで」などです。でもLINEには「出会い系」のような、見知らぬ人との出会いを助長するような機能はない連絡ツールなのですが、利用者がIDを設定していれば、名前や電話番号、アドレスなど個人情報を明らかにすることなく直接気軽に連絡を取り合うことができます。

そこで出会い系アプリや非公式の掲示板にIDを公開し合い、安易にIDを交換し交流することで、そこから子供が犯罪に巻き込まれるケースが多発しています。

被害者の大半が利用していたLINEでは現在18歳未満のユーザーは全てのキャリアでID検索が利用できなくなりました。さらに、プライバシー管理の「IDの検索を許可」が自動的にオフになります。

しかし、ID以外での友達追加機能は通常通り利用可能ですので、「知らない人にLINEを教えない」ことを子供に徹底させる必要があります。

LINEいじめ

学校の友達や習い事の友達と交流するLINEのグループに参加してしまうといじめられるリスクがあります。

LINEグループチャット内で自分が発言すると、みんなから一斉に無視をされたり、他のメンバーが発言すると反応があるのに、自分の発言だけ無視されて別の話題に変わってしまう。

また、学校での会話についていけないと思ったら、いつの間にか自分を除いたメンバーでLINEのグループができていて、そこでみんながやりとりいしていたなんてことがあります。

他には、グループチャット内で悪口を言われたり、急にメンバーから外されたりなどの虐めに巻き込まれる可能性があります。

いじめの対象の子がいないLINEグループで、いじめの対象の子があくびをしているところや着替えているところを隠し撮りした写真をLINEグループチャットに載せて、みんなで悪口をいうという一見直接的な虐めを受けていなくても虐めに気づくケースがあります。

それは、LINEグループに入れられていない本人はもちろんその会話を見ることはできませんが、少しずつ周囲の異変に気付き始めるのです。そして、どんどん疑心暗鬼になってしまうことです。

そのうちに実際の学校生活でも、その友人グループとの空気が気まずくなり、居場所を失ってしまうことになり得ることもあります。

データ容量を使い過ぎてしまう

LINEモバイルのデータ容量は最大で10GBまでです。月間の容量は限られており、足りない場合はデータ容量を追加購入を繰り返さなければなりません。

1ヵ月の定められた容量を月の途中で全て消費してしまうと速度制限が掛かり極端に遅くなりネットが使いずらくなります。

データ容量を親が定期的に確認し、コントロールしながらネットを使う様に教えてあげることが大切です。

音声通話SIM契約の場合は電話代が莫大になるリスク

LINEモバイルの通話代は30秒あたり20円です。LINEアプリの通話は無料でも、通常の電話はお金がかかります。

子供は、お金のことを気にせず電話を長時間使ってしまう可能性もありますので、電話はお金が掛かるから必要な時以外は使わないで、LINEアプリの無料通話を使うように教育する必要があります。

どうしても、電話が必要で長時間話す場合は、かけ放題オプション月額880円もあります。

電話がお金掛かるならデータSIMを契約して、電話を使えなくしてしまえば良いのかもしれませんが、LINEアプリを持っていない人へ電話をかける場面はどうしても出てくるので必要です。それに「LINE電話」では、110番や119番などの緊急通報には対応していないため、これらはスマートフォンの通常の通話サービスを利用することになります。

子供に何かあった時に、助けを呼べる警察や救急車などに電話をかけられる体制作りというのは万が一の時に備えて大事なことです。

キャリアメールがない

LINEモバイルにはキャリアメールがありません。キャリアメールがなくて困るのは、ガラケーを使っている友達とメールができなかったり、キャリアの人と直接的なメールのやり取りができなかったりなどです。

ただ、ヤフーメールやgmailなどのフリーメールを使えば、キャリアメールとやり取りはできますが、フリーメールは相手の迷惑メールBOXに入りやすい為、メール受信を気づかないリスクがあります。

確実に相手に届けるという意味ではSMS(ショートメール)が間違いないでしょう。その為、SMSなしのデータSIMではなくSMS付きのデータSIM契約がおすすめです。

学力・集中力低下・スマホ依存のリスク

スマホの使用時間が長いほどテストの得点が下がる傾向が各教科全てにおいてあります。

今までも学力の低下に結びつく漫画やゲームなどの娯楽はありましたが、スマホはいわばその集大成です。スマホでゲームをした後は動画を見て、暇つぶしにネットを閲覧してといつまでたっても勉強に集中できません。

勉強の合間にチャットで友達とトークをしている場合も、集中力が低下するので勉強が身につきません。スマホが便利で魅力的であるがゆえに、自制心のきかない依存状態に陥ってしまうのです。

これらの問題を考えた場合、親の管理なしでスマホを使う事は思春期の子供にとって大きなリスクと言わざるを得ません。

LINEモバイルを子供にもたせる危険を回避するには?

LINEモバイルを子供にもたせる時は、最初の「ルール作り」が大切になってきます。

スマホデビュー時の鉄則は、持たせる前に「使い方のルール」を決めておくことです。自由に使わせておきながら途中でルールを決めても聞いてもらえないことが多いので、最初に決めておいた方が受け入れやすいのです。

スマホ利用にはさまざまな危険があり、特に心配なのは子どもがネット依存状態となることです。家にいる間はずっとスマホ使っていたり、一日何時間も使っていて心配になる保護者はとても多いです。

スマホを利用する時間が長くなることで、子どもの睡眠時間や学習時間は減る傾向にありますので、一日の利用時間の長さや利用時間帯についてはしっかりと決めておく必要があります。

子供にLINEモバイルを持たせる家庭でのルールの例は以下です。

  • 利用は夜9時までと決める
  • スマホの利用は1日1時間まで
  • ゲームで課金しない
  • 他人を傷つけることや不快に思うことは掲示板やチャットで書かない
  • 食事中、勉強時間、歩きながら、学校では利用しない
  • 個人情報(名前や学校名、住所、電話番号、顔写真など)はネットに出さない、送らない
  • 動画視聴、アプリのダウンロードなどはWi-Fi接続でのみ行う
  • トラブルや困ったことがあったら必ず親に相談する
  • ネット上で知り合った人に会いに行かない
  • 裸の写真など高いリスクがある写真は撮らない、送らない