UQモバイルとワイモバイルの立ち位置とは?

UQモバイル

UQモバイルはUQコミュニケーションズ株式会社が運営するMVNOのブランドです。UQコミュニケーションズはau(KDDI)
の子会社ですから、親会社の恩恵を受けて通信品質は良い特長があります。

位置づけとしては、「auのサブブランド」という立ち位置で、安定した通信回線やキャリアに近い料金体系が特徴です。

CMキャラクターには深田恭子さん、多部未華子さん、永野芽郁さん、ガチャムクが起用されており、CM宣伝効果も抜群で知名度を一気に上げてきました。

認知度は上がった今としては、ユーザー数を増やすことに全力を尽くしています。UQ mobileだけの契約数を数百万件レベルまで増やしていく目標を立てています。

ユーザーを増やして行くためには、UQ mobileのユーザーさんが周りの人へ積極的に薦められる、そんな場所を作っていくことを掲げています。

まずUQの良さを知ってもらうには、ユーザーのタッチポイントを重要視しており、ショップの「UQスポット」は現在100店舗ほどありますが、2017年度内には150から160店舗くらいに増やす予定です。

全国に店舗をどんどん増やしていくことで、ユーザーがUQモバイルに触れる機会が増えて、身近な存在となっていく狙いがあります。現状は、ドコモやソフトバンクやauなどのキャリアショップには遠く及ばないものの、毎年確実に店舗数を増やしのし上がってきています。

ワイモバイル

Y!mobile(ワイモバイル)は、ソフトバンクの子会社でサブブランドという立ち位置です。

2005年にイー・アクセス株式会社という会社がEMOBILE(イーモバイル)というブランド名でモバイルルーターの販売を開始、現在もサービスが続くWiMAXと顧客獲得で火花を散らしていました。

このEMOBILEを販売するイー・アクセス株式会社は、2013年にソフトバンク株式会社に買収され子会社となりました。その1年後である2014年、イー・アクセス株式会社はPHSで有名なウィルコムと合併を行うことになりましたが、その際にヤフーが親会社であるソフトバンク株式会社から株式のほとんどを買収することを発表、合併後の会社名を「ワイモバイル株式会社」と命名する、としたのです。

ヤフーが買収するからY!というのが頭に付きました。しかし、ヤフーはこの買収を突如中止、結局合併後の会社はソフトバンク株式会社がそのまま持ち続けることになりました。

ですが新しい社名は「ワイモバイル株式会社」という名称からは変えず、そのまま2014年8月からEMOBILEは「Y!mobile」という名称のサービスに生まれ変わったのです。

現在は、ワイモバイルはソフトバンク株式会社に吸収合併されているので、厳密にはワイモバイルという会社は存在しません。

つまりワイモバイルの公式ページから企業情報をクリックするとソフトバンクのページが表示されるように運営元はソフトバンクです。

CMキャラクターには、桐谷美玲さんやピコ太郎さん、ふてニャンがCM宣伝を行い知名度を上げています。

通信回線はソフトバンク回線を使用しており、高速通信で評判が良いです。Y!mobileはSoftbankと同じ会社ですから、通信設備を自前で持っていることになり、MVNOではないからこそ、キャリア並みの速度が出ています。

MVNOは、他社の回線を借りてユーザーに又貸ししている会社です。それに対して、Y!mobile(ワイモバイル)は自社の回線であるためMNOとなります。その為、格安SIMのように通信速度が遅いという心配がありません。

ワイモバイルは自社で回線を持つドコモ・au・ソフトバンクと同じ立ち位置にあり、そこが回線を大手キャリアに借りてサービスを行っているMVNO(格安SIM)とは全く異なります。

UQモバイルとワイモバイル月額料金比較

UQモバイルとワイモバイルには、通話定額プラン月額1980円があります。

UQモバイルの「おしゃべりプランS」「ぴったりプランS」、ワイモバイルの「スマホプランS」は、通話定額がついて月額1980円となっております。

通信事業者UQ mobileUQ mobileY!mobile
プランおしゃべりプランSぴったりプランSスマホプランS
月額料金2,980円(1年間は1,980円)2,980円(1年間は1,980円)2,980円(1年間は1,980円)
通信容量1GB/月(2年間は2GB/月)1GB/月(2年間は2GB/月)1GB/月(2年間は2GB/月)
データ繰り越しあり(翌月まで、最大1GB)あり(翌月まで、最大1GB)なし
無料通話5分以内かけ放題(回数無制限)無料通話60分/月
3年目以降は30分/月
10分以内のかけ放題(回数無制限)
通話料20円/30秒20円/30秒20円/30秒
低速通信時速度最大150Kbps最大150Kbps最大128Kbps
かけ放題オプションなしなしあり(1,000円プラス)
最低利用期間2年(自動更新)2年(自動更新)2年(自動更新)

1980円月額料金と期間

UQモバイルの「おしゃべりプランS」「ぴったりプランS」は、ご利用開始月から13ヶ月目まで、月額基本料金から1,000円割引とスマトク割1000円割引との併用で月額1980円になります。

ワイモバイルはの「スマホプランS」は、加入翌月から12ヵ月間基本使用料が1,000円割引となるキャンペーンで月額1980円になります。

どちらも1年間は月額1980円で使えて、2年目以降は月額2980円に値上げされます。月額料金の差はありません。

通信容量

UQモバイルとワイモバイルでは、2年間はデータ通信容量2倍キャンペーンを実施しており、「Sプラン」は基本は1GBであるものの、新規契約・乗り換え契約から2年間は2倍の2GBとなります。

キャンペーン期間は未定となっておりますが、ライバル同士にある2社なので、どちらかが2倍キャンペーンを終了してしまうと、片方が2倍キャンペーンを継続していた場合は不利となりますので、データ増量キャンペーンが終了になることは考えにくいです。

データ繰り越し

データ容量の繰り越しとは、当月の余り使わなかったデータ容量がそのまま消失されることなく、翌月のデータ容量に上乗せできるサービスです。

UQモバイルでは、月々の余ったデータ容量は無駄にすることなく、翌月に繰り越すことができます。データ繰り越しができる事により、データ容量が残ったとしても消失することなく翌月に繰り越して、翌月は先月の繰り越し分から消費していくことができます。

ただし、当月の余り分については、翌月までが有効期限となります。

ワイモバイルには、データ繰り越しサービスがありませんので、余ったデータ通信を翌月に持ち越すことができません。この辺りは、UQモバイルの方が有利となります。

ただ、月額2GBを上限として、それ以上は使わない方にとってはデータ繰り越し自体は気にする必要はないでしょう。

無料通話

UQモバイルの「ぴったりプランS」を選択すると最大60分/月の無料通話が最大2年間つき、「おしゃべりプランS」なら5分以内の通話が何度でも無料となっております。

ワイモバイルの「スマホプランS」は、通話定額が1種類しかありません。10分以内の通話なら何度でも無料となっており、「おしゃべりプランS」の5分以内の通話は何度でも無料と比較すると2倍の通話時間となっております。

単純に「おしゃべりプランS」と「スマホプランS」で比較するならば、ワイモバイルの方が2倍の通話時間なので圧勝でしょう。

「ぴったりプランS」と「スマホプランS」で比較してしまうと、2年間は月間60分無料となっている「ぴったりプランS」の方が使い方によっては得する場合があります。

それは、電話回数が月に2回程度で30分程度話す人です。30分の通話を2回使って60分となるので、60分無料通話内におさまり通話料がかかりません。しかし、2年間限定となっており、3年目以降は無料通話時間が30分に減りますので注意が必要です。

電話は長く喋らないで10分以内におさまる使い方しかしないのであれば「スマホプランS」も良いでしょう。

通話料

UQモバイルの「おしゃべりプラン」をご契約の場合、5分以内の国内通話が無料となります(1回の通話が5分を超えた場合、5分超過分につき30秒ごとに20円の通話料が別途かかります。

UQモバイルの「ぴったりプラン」をご契約の場合、プラン毎に定められる金額まで無料でご利用いただくことができます。「ぴったりプランS」であれば2年間は月間60分まで無料で60分を超過すると30秒ごとに20円の通話料が別途かかります。

ワイモバイルの「スマホプラン」は、1回あたり10分を超える国内通話は、10分超過分において、30秒につき20円の通話料が別途かかります。

UQモバイルもワイモバイルも無料通話分を超過すると30秒ごとに20円の通話料が別途かかりますので、通話料としては差がありません。

ただ、「おしゃべりプラン」は5分以内は何度でも通話無料、「スマホプラン」は10分以内は何度でも無料となっており、超過するまでの時間が5分以上長いワイモバイルの方が有利とはいえます。

低速通信時速度

UQモバイルには速度制限があります。0~24時までを1日とし、前日までの直近3日間の通信量が「6GB」を超えている場合はネットワークの品質および利用の公平性確保を目的に、通信速度の制限を行います。

「ぴったりプラン」、「おしゃべりプラン」の場合、各プラン毎に定められている基本データ容量分まで受信速度最大150Mbpsでご利用いただけます。

基本データ容量を使い切った場合は、「ぴったりプラン」、「おしゃべりプラン」の場合は受信速度が最大300kbpsに制限されます。

ワイモバイルの「スマホプラン」は、月間のデータ通信量がご契約プランの規定値を超過した場合に、月末まで低速化となります。通信速度は128kbpsと低速になります。

UQモバイルは低速時「300kbps」、ワイモバイルは低速時「128kbps」となっており、低速時の通信速度はUQモバイルの方が2.3倍程速いものとなっております。

かけ放題オプション

UQモバイルは、どのプランにおいても「かけ放題オプション」がありません。5分以内の短時間電話を何度もかける場合は「おしゃべりプラン」、1回の通話時間が長い場合は「ぴったりプラン」、そして月間の電話する時間が長い場合は、「ぴったりプランM」2年間120分/月、「ぴったりプランL」2年間180分/月を選択するしかありません。

ワイモバイルは、スーパーだれとでも定額というオプションサービスを追加すると、他社も含めたすべてのスマートフォンやケータイ、または固定電話への国内通話が、無料でご利用いただけます。

スマホプランS/M/Lが対象となり月額1000円をプラスするだけで、かけ放題ができるようになります。

通話時間・回数とも無制限となっており、国内通話がかけ放題の通話完全定額サービスです。

電話を時間や回数を気にすることなく使いたい場合は、ワイモバイル1択となるでしょう。UQモバイルには電話かけ放題がありませんので、通話定額の無料通話時間内におさめる必要があります。「ぴったりプランL」は「ぴったりプランS」より2倍の180分の無料通話がつくかもしれませんが2年間限定であり、月額4980円と2.5倍高いです。

ワイモバイルであれば1000円プラスで、かけ放題となるので、料金的も有利と言えるでしょう。

契約期間

「ぴったりプラン」、「おしゃべりプラン」については、2年間の契約期間があります。契約期間は課金開始日を含む月を1ヶ月目として、25ヵ月目の月末までを契約期間とします。(25ヵ月目を「契約満了月」、翌月を「更新月」といいます)。更新月に解約のお申し出がない場合、更に24ヶ月間の契約として自動更新となります。

最低利用期間内に解約される場合、または更新月以外にご解約される場合は、契約解除料9,500円(税抜)を申し受けております。

ワイモバイルの「スマホプランS/M/L(ベーシックを除く)」は、2年間を契約期間としてご利用いただく料金プランです。お申し出がない限り、ご契約を2年単位で自動更新いたします。

「契約更新月」以外の期間に、回線の解約や、契約期間が2年間未満の料金プランへ変更される場合は、契約解除料として9,500円がかかります。

UQモバイルとワイモバイルの通話定額プランは、2年契約で自動更新となっており最低利用期間が同じであり、契約期間内に解約すると9500円の解約金が発生します。

ただ一つ違うのは、ワイモバイルは、2年間以上を契約期間とする料金プランについて、契約解除料がかからない契約更新期間を1ヵ月間から2ヵ月間に延長している点です。

UQモバイルは更新月が1ヶ月間しかありません。更新月は2年に一度のサイクルで訪れるわけですが、その更新月に解約やプラン変更をしても解約手数料は無料です。

それがUQモバイルは更新月が1カ月間、ワイモバイルが2カ月間とされており、無料で解約できる更新月の期間が1ヶ月も差があります。1ヶ月多いワイモバイルの方が、じっくりと解約を検討できるので有利と言えるでしょう。

国内SMS送信料

UQモバイルは、1通あたり全角70文字まで国内SMS送信料 3円~/通の料金です。

71文字以上の料金はこちら

ワイモバイルは、1通あたり全角70文字まで国内SMS送信料 3円/通の料金です。

国内SMS送信料は、どちらも同じです。ただし、ワイモバイルは文字数に制限があり、「ショートメッセージサービス(SMS)は全角最大70文字(半角英数字は160文字)まで送信できます。」としているので、71文字以上は送信できません。

それに対してUQモバイルは71文字以上も送信可能で、最大604~670 文字(半角英数字のみの場合 1378~1530 文字) 30 円まで対応しています。その代わり文字数に応じてSMS送信料は高くなります。

SMS送信料が70文字まで3円と変わらないものの、71文字~670文字まで対応しているUQモバイルの方が強みはあります。

UQモバイルとワイモバイル通信速度比較

単位MbpsUQモバイルワイモバイル
0時台50.3249.66
1時台54.4952.29
2時台47.5052.33
3時台50.0055.76
4時台42.1058.85
5時台42.4754.75
6時台42.6556.30
7時台40.1948.57
8時台47.3052.06
9時台40.8654.86
10時台44.3254.12
11時台45.9853.19
12時台39.8348.00
13時台51.6450.43
14時台38.0354.31
15時台49.3249.82
16時台47.8949.39
17時台56.8939.75
18時台44.8753.08
19時台50.6557.88
20時台44.6059.08
21時台50.0053.76
22時台55.8452.04
23時台37.6150.33

各時間帯の下り通信速度を見ると、朝・昼はY!mobile、夕方はUQ mobileに軍配があがりました。

UQモバイルは朝・昼はワイモバイルより劣るものの、通信速度自体は速いことに変わりなく快適に使えるレベルです。全体的な数値を見るとワイモバイルの方が勝っていますが、体感できる差は殆どないと考えて良いでしょう。

UQモバイルも実際使ってしまえば、ネットが遅くてイライラするようなことは殆どありません。通信速度に関しては微々たる差でしかありませんので、サービス面を重視して、どちらにするか決めると良いでしょう。

UQモバイルもワイモバイルも格安料金プランの部類の携帯会社としては、キャリアに引けを取らない通信速度を誇っています。どちらを選択しても通信速度で困ることはありません。あとは、お好みの問題となります。